M君part2

今回は以前割愛した"M君が肩痛すぎて救急車を呼びかけた話"をする。最初に言っておくが特にオチはない。M君が肩痛すぎて救急車を呼びかけて終わりである。

 


M君の話を読んでない方はまずコチラから読んでほしい。

toeic370.hatenablog.com

 


むしろ上の記事さえ読んでいただければコチラはスルーしてもらって構わない。念のためにもう一度言っておくが、M君が肩痛すぎて救急車を呼びかけるだけの話だ。それ以上でも以下でもない。

 

 

 

事件が起きたのは高3の夏。
キャンプに行った夜のことだ。これぐらいの年齢の人間が集まると暴露大会なんかが始まるのが通例で、この時もまさにそうだった。どんな些細な話でも盛り上がればOK。とにかく1人ずつ暴露話をする。

 

 


この暴露大会が始まった瞬間から私はずっとM君のことを心配していた。
彼はこういう時、平気で「えーっ、、俺別にそんな話ないしなぁ」とか言ってしまう奴なのだ。

 

そして、そこそこ盛り上がったところでM君に順番が回ってきた。

非常に嫌な予感がする。

 

 

私(クソ白けるんだろうな、、、)

 

 

 

M君「それじゃ行くよ!タイトル『たった1つの恋』」

 

 

私(ノリノリじゃねぇか!!糞みたいなタイトルだがこの際許そう!!)

 

 


M君「あれは高校1年の時だった。俺の家に友人が3人泊まりにくることになった。2人は男友達で、もう1人は女友達。実は俺はその子のことが好きだった。」

 

 

私(やけに饒舌だな。何かが憑依したみたいだ。)

 

 

M君「みんなで鍋をして酒を飲んで、そろそろ寝ようかってなったから3人には俺の部屋で寝てもらって、俺はリビングで寝ることにした」

 

 

一同(・・・)

 

 

M君「それで次の日、みんなで朝ごはん食べて俺の好きな子は用事があるからって先に帰った。」

 

 

一同(・・・嫌な予感がする)

 

 

M君「そのあとまた3人で遊んでたら、2人が俺に『あいつ簡単にヤらせてくれたよ』と言ってきた。俺の気持ちを知らない2人に悪意はない。俺は「へぇ〜」と答えることしかできなかった。」

 


一同(・・・)

 

 


M君「それが俺のたった1つの恋」

 

 

 

 

 

 

 

 

私(もうコイツ死なねぇかな、、、)

 

 

 

 

 

私「・・・どんまい、次行こう。」

 

私「あ、俺の番か!中学ん時の修学旅行で長崎に行ったんよね。それで、、」
M君「あれっ、めっちゃ肩痛い、、なんでやろ、、、ヒィー ヒィー」

 

 

私「・・・それで、平和公園に行ったんやけど、そこでさぁ、、」

 M君「肩痛い、、、どうしよ、、ヒィー、、ヒィー」

 


私「・・・でさぁ、平和祈念像のとこで話してたら、、」

M君「ヒィー ヒィー」


私「うるせぇっ殺すぞ!!」


M君「ひぃいいいいい!!!」

 

 

 

 

 

M君「だって、、肩痛いんやもん、、、」

 

 

 

私「なら向こうのテントで寝とけ!」

M君「そうする、、」

 

 

 

 

 

私「・・・最初から話すわ。中学んときの修学旅行で長崎に行ったんやけどさぁ」

隣のテント「 ヒィー、、、ヒッ、、ヒッ、」

 私(むしろさっきより気になる・・・)

 


私「・・・それで、えーっと何だっけ、、」

隣「ヒッ ヒッ ハァーッ!」

 

 


私「・・・」

 

 

 

 

私「・・・そうそう、平和公園平和祈念像のところで、」

隣「ヒィーッ ヒッ ヒィー ハァーッ!」

 

 

 

私「・・・平和祈念像のところでね、、」

隣「ヒィヒィ!ハァーッッ!ヒィーッ!!」

私「うるせぇっ!!!出産する気かっ!!」

 

 

 

隣「だって本当に肩痛いんやもん、、、」

私「じゃあ救急車呼ぶか?」

隣「いや、それは大丈夫」

私「大丈夫ならヒィヒィ言うな」

隣「わかった」

 

 

 

私「・・・でさぁ、平和祈念像のとこで、、」

隣「 ヒィヒィ ヒィー ヒィヒィ!」

私「うるせぇっ!!!!」

 

 


隣「いや、だって・・・肩痛いんやもん、、」

私「マジで救急車呼ぶか?」

隣「それは大丈夫、、」

私「やばいなら本当に呼んだ方がいいぞ」

隣「いや、大丈夫、、、」

私「大丈夫なんやな?」

隣「うん、、」

 

 

 

 

私「・・・それで平和祈念像の前でさぁ」

隣「ヒィヒィーッ!ハァァアァーッーん! ブヒィー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

私「・・・寝よう」

一同(せやな、、、)

 

 

 

 

 

 

 

翌朝〜

 

私「肩は?」

M君「治った」

 

死ねや、、、  完